mohikanz team
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ジャバ黙示録(JAVAPOCALYPSE)、および北欧のジャバ界隈

Published at December 8, 2017 10:59 p.m.

ノルウェーのジャバ界隈

日本のジャバ界隈も相当なものだが、ノルウェーのジャバシーンが最もアツいと言わざるを得ない。ノルウェーにはjavaBinなるユーザーグループがあり、コミュニティ主導で毎年JavaZoneというイベントが開かれている。

このJavaZone、毎年やたら気合の入ったジャバムービーを披露している。欧米の映画等のパロディらしいが、筆者はあまり元ネタがわからない。

だが30億Jの熱量(単位J、ジュールでなくジャバ)は確かに伝わる。このJAVAPOCALYPSEはその最たるものといえよう。世界がもしノットジャバになったら、人類は滅亡への道をたどるという黙示録である。安易なノットジャバへの激烈な警告。

JAVAPOCALYPSE(JavaZone 2013)

登場人物

  • ミセス・ストリングスティーン:ジャバの専門家。ジャバ廃止運動を阻止しようとする。
  • 少年:ストリングスティーンの息子。おそらく名前はオラクル。
  • ジャバの達人:老人。ミセス・ストリングスティーンとジャバアップデートで共闘する。
  • 大統領:世論を受け、ジャバを全世界から削除する暗愚。

あらすじ

「逃げなきゃ、ジャバが停止されるのよ」

数日前の事。

TVキャスター「セキュリティの議論の高まりにより、ジャバは再び非難に晒されています」。

テロップにはジャバクライシス、未対応のセキュリティホールがジャバで再び見つかる、とある。

TVキャスター「一度書いたらどこでも走る、との謳い文句でしたが、それはむしろ一度書いたらどこでも破壊する、とも言うべきでしょう」

専門家A「バイトコードにコンパイルすればどこでも同じように動く、というのはまるで共産主義、もしくはナチズムを思わせるものだ」

専門家B「これはウィルスだ」
キャスター「ウィルスです」
専門家A「ウイルスだ」

ジャバの専門家ミセス・ストリングスティーンは、ジャバが停止された時に起きうる悲惨な状況について警告しつづけてきた。

大統領府へ向かう車。
押し寄せるノットジャバのデモ、デモ隊のスローガン。

「ジャバは俺のカップのお茶では無い」
「ジャバはお茶じゃなくコーヒーだ」
「我々のスローガンは皮肉だと気付いた」

今日、大統領はジャバを永遠に削除するアンドゥボタンを押す最終決定を下した。

”永遠とは、とても長い時間”

ストリングスティーン「大統領閣下、ここをお通しするわけにはいきません」

大統領「国民はセキュリティの危機に瀕しているのだ」

ストリングスティーン「針小棒大に取り上げ過ぎです、誓って言いますが、ジャバのセキュリティ危機は、スティーブン・ホーキング博士が棒高跳びをするのと同じくらい非現実的です」

”スティーブン・ホーキングは棒高跳びをするのか?”

大統領「私はそそのかされたりなどと、、、」

大統領の前にジュラルミンケースに入ったジャバアンドゥボタンが置かれる。
しかし、ジャバアンドゥボタンの横に「警告を取り消す」ボタンがある。

大統領、「警告を取り消す」のボタンを押そうとするが、不意に手を止める。

大統領「おっと、危ない・・・いったいどうしてこんなボタンがあるんだ?こっちだ」

大統領は「ジャバ削除ボタン」を押した。

”愚かさの勝利”

ジャバが削除されたことにより、社会の機能は麻痺し始める。

TVニュース「サーバーのエラーにより、イースタグラム上でユーザーの素晴らしい食事の写真がシェアできず、人々は食事が退屈になったり飢えたりしています」

イースタグラムユーザー「彼女はいったい何を食べているんだ?くそ、写真はどこだよ!」

TVニュース「他のインターネットサービスも電源の問題により落ちています。でも安心してください、我々のテレビネットワークは安定して放送を続け・・・」

映らなくなるTV。

機長「おいミゲル、管制塔と連絡が取れないんだが?」
副操縦士「キャプテン、何か接続問題が起きているようです、でも記憶が正しければ、ここら辺に空港が、、、」

ビルに衝突する飛行機。

大規模な停電。

世界は闇に包まれた。

戦い

荒廃した世界に立ち尽くすストリングスティーン。

「ジャバが停止されてから14日間、社会は完全に崩壊した・・・

ジャバの達人「ジャバを動かしたければ、ジャバをアップデートせんといかん!」

ストリングスティーン「オラクル!伏せて!」

対ジャバ軍「403部隊より、オープンソース活動の捜査のためパトロール中」

ジャバの達人「ジャバをアップデートするには、だいたい42年はかかる見通しだが」

”今すぐアップデート”

ジャバの達人、秘密の部屋で猛烈な速度でジャバのアップデートコードを書きまくる。

ジャバの達人「はは、こんなに早くリファクタリングした奴なんかおらんぞ!」

その時、不穏な物音。
対ジャバ軍により押し入れられ、引き離されそうになる少年。

ジャバの達人「その子を離せ!」

"少年が唯一の希望"

スプリングスティーン「あの子はどこ?」

ジャバの達人「奴が ジャバター だ!」

最後に

眼球を損傷した痛みを紛らわすために書いていたのですが、痛くなくなりました。ジャバ

どうしようもなく暇になったら日本語字幕付けようと思います