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ポエム:さて、件のWordpress/Whitehouse themeの件の顛末をば

Published at December 22, 2017 3:56 p.m.

これは、MohikanZアドベントカレンダー24日目の記事です。

Mohikanzに関してはもういいよね?mohikan slackから派生した雑談slack teamです。
今日は、ちょっとしたポエムを書いてみたので、其れを以ってアドベントカレンダーに記事を投げつけてみます。

事の顛末

2010年ごろ作ったWPサイトがあるのじゃ。
この7年、ちゃんとupdateしながら運用しておったのじゃ。問題も起こさずにの。このWordPressは、完全冗長(コンテンツもDBも)に設定しておったのじゃよ。 頑張って、ファイルの同期をlsyncd/rsyncで、DBの同期をMySQL Multi-Master Semisync Replicationを利用しての。

しかしの、トラブルというのはラブストーリーと一緒で、ある日突然に発生するのじゃ。運用してれば当然のことなのじゃが、7年も安定して動いていたシステムじゃから、油断しておったんじゃ。

ある時、WordPressを更新したら、いきなりシステムが壊れたのじゃ。
ブラウザーから、ページ召喚の呪文を唱えると、召喚先から500、404、さらには502の呪文まで唱えられてしまったのじゃ。
これには本当に焦ったのじゃて。油断したわしに対する罰なのじゃろう。「さだめじゃ」と錯乱坊も云うておる。
不幸なことに、このサイトは公開サイトでの、コンテンツはほとんどいじっておらんかった。会社案内のページじゃったからのう。
じゃから、こっちも必死になるわけじゃ。
そもそも、何やらかしたかわかってなかったのじゃ。

幸いなことに、DBは完全に生きてたのじゃ。中身も壊れずにのう。ありがたいことだて。だから、新しくWP立てて、設定ファイル移植して、壊れたWPから、画像ファイルとテーマ持ってくれば復旧と信じてたのじゃ。

ところがじゃ、ファイル同期システムにrsyncを使っておったのじゃが、ファイルをたくさん壊してくれたのじゃ。稀によくあることとはいえ、わしがこんな状況に遭遇したのはとてもとても久しぶりじゃった。

もちろん、トラブル対処じゃ。ファイルが壊れたところまでは、それでもすぐにわかるのじゃ。しかし、じゃ、そこまでわかったところで、わしは目が点になったのじゃ。なぜなら、7年前のわしは、ファイル同期スクリプトにbackupを仕掛けておらなかったのじゃ...

かようなわけで、同期元、同期先、どちらも破損しておった。(涙
この復旧は辛かったのじゃ。
画像ファイルを探し、リンクを確認し、とりあえず動くところまで持って行かねばならん。サイト管理者に (文字がにじんでおり、判読不能)

わしはサイトを復旧すべく、必死に、持てる力を全て投入したのじゃ。
画像ファイルを探し、正しく登録し、記事を全て見られるようにせねばならん。

それでも、画像ファイルは少なかったから、まだ救いがあったのじゃ。13/38しか残っておらんかったが、幸い画像の元ファイルを発見することができたのじゃから。

しかし、じゃ。画像ファイルを正しく修正した後で、わしはもっと致命的な問題に気がついてしまったのじゃ。そう、テーマファイルが壊れておった。壊れておったのじゃ。 (大事なので二回いうのじゃ) この事実に気づいたわしは、その場に凍りついたようになって (文字がにじんでおり、判読不能)

わしは焦った。セリヌンティウスのために走ったメロスよりも焦ったのじゃ。なぜなら、そのテーマファイルは、7年も前のものだったからじゃ。7年じゃ。生まれたばかりの子供が小学生になってしまうほどの時間、小学生が卒業してしまうだけの時間じゃ。大昔にもほどというものがあろうというものじゃ。

わしはインターネット(むしろ逝ったーネット)で検索しまくったのじゃ。
最初、わしは楽観しておった。きっと見つかる。たしかに7年は長い。長すぎる。しかし、きっとまだあるに違いない。そう信じておったのじゃ。

まずは、作者のページじゃ。作者のページを見に行くのじゃ。
こういう時は迷わず作者のページに行くのじゃ。それが一番安全かつ確実である可能性が高いからのぅ。

駄菓子菓子、じゃ。作者はすでにこんな古いテーマなど削除しておったのじゃ。 (公開したら残せ!と書いてあるように見える)
ゴーゴル、ヤホー、ビング、世に有名な検索エンジン全てを利用して探したのじゃ。
おかげで、 目的とするテーマののファイル名 はわかる。わかるのじゃ。しかし、その実体はないのじゃ。見つけたページの全てが、作者のページへのリンクなのじゃ。 *** (これは正しい。とても正しいが、こういう時に困るんじゃぁぁぁ!と書いてあるように見える。) ***

わしは探した。30分が過ぎ1時間が過ぎ、2時間が過ぎ...。良さそうな情報がみつかれば、期待に胸を膨らませ、そして結果、絶望する。新しいヒントが見つかれば希望が膨らみ、そして絶望の淵から突き落とされる。この繰り返しじゃった。

ある時は、bit torrentにwp-themes-2400とやらがあった。もちろん期待して取得して見たんじゃ。じゃが、それらは全て、マルウェアじゃった。

ある時は、テーマファイルの監査結果があった。実体はないくせに、「こんなテーマ古過ぎて、今のWPで使うなよ」的メッセージをこのわしに投げつけてくるのじゃ。

わしは何度も諦めそうになった。しかし、その度に、 ~~~セリヌンティウス~~~ サイトオーナーの声が聞こえるのじゃ。
「これがないと困ります!」
そうじゃ。わしはここで諦めるわけにはいかんのじゃ。
眠い目をこすりながら必死に作業するしかないのじゃ。

いつの間にか夜は明け、手元の時計で10時50分頃のことじゃ。
さすがのわしも、諦めてテーマ作り直そうかと考えた時じゃった。ダメ元で、一縷の望みを託して「 モヒカン・ゼーーーーット (CV水木一郎) 」にご神託を賜るべく、ヘルプしてみたのじゃ。

正直に言おう。わしは 何も期待しておらなんだ。こんな7年も前の、誰も使ってなさそうなテーマを持ってるものが居ろうなどとは。わしが これだけ探しても 実体を見つけることができんというのに、と。

ところが、じゃ。何ということか。
たったの4分で「これ?」というメッセージとともに実体のファイルへのリンクが提示されたのじゃ!実体へのリンクがじゃ。 (大事なので二回いうのじゃ)

わしは目を疑った。「ほんとかよ?」
わしの疑いが喜びに変わるまで、ほんの数秒じゃった。3回見直し、内容を確認し、そして、確信したのじゃ。
これだ。まさにこれだ。これすぎる
神が降臨した
大げさだと人は言うじゃろう。笑わば笑え。その時のわしの気持ちは地獄からようやっと現世に戻った喜びに満ちておったのじゃ。

ここからは大したことはない。
わしは、全力で、テーマファイルをWordPressが動作する鯖に移植し、バックアップを取り、そして、テーマを展開したのじゃ。
ここでしくじるわけにはいかん」。
ここまで作業を行なった後、急いでWPのダッシュボードに戻り、問題なくプレビューできることを確認したのじゃ。

長い道のりじゃった。もうダメかと何度も思った。が、最後に神は我に微笑んだのじゃ。

教訓:

  • 探し物は全力で行う
  • 見つからなくても限界まで諦めない
  • 困ったらMohikanzで君と握手
  • 探しものはなんですか
    それより僕と踊りませんか
    夢の中へ
    夢の中へ
    行ってみたいと思いませんか

  • イイハナシダナー
    対応おつ🍛さまです…!