エンジニアが英語を継続的に勉強するためのなにか
はじめに
この記事は、プログラマのための英語・外国語 Advent Calendar 2017の5日目の投稿です。
エンジニアとして英語が必要なシーンは多いと思いますが、実際にどのように勉強するかは千差万別だと思います。実際、銀の弾丸のような方法は存在せず、人によって合う合わないはあります。
そこで、この記事では具体的な方法というよりは、私が英語を学習してきて感じた経験則的なTipsを書いていこうと思います。
CLEM(Creators Learning English Meetup)にて発表したスライドにも通じるところがありますので、興味があればそちらもどうぞ。
私の経験から思ったこと
1. 方法に頼りすぎないこと
世の中色々な学習法(Spe○d lea○ningとか)が蔓延っていますが、どれもこれも、効率を重視した勉強法には必ず穴があります。
一番確実なのは、愚直でもよいので継続して学習するということで、方法は正直なんでも良いと思います。
ただ、それぞれの方法にはそれぞれの効能・副作用があります。それをきちんと理解して使うことです。
会話を流暢にするには、会話をするしかないし、速く読めるようになるには、たくさん読むしかないのです。
例えば、単語を暗記するという学習法は英語を読んで理解する上では効果がありますが、会話において即時的な効果があるわけではありません。単語は覚えた後に日常的に使っていかなければ、日常的な会話ではすぐに頭から出てこないからです。
逆に、会話の練習だけをしていても、内容が複雑になればなるほどボロが出てくるようになります。
ほんとうの意味で流暢になるには、いろいろなことをバランスよくやるのが大切だと思います。
自分に合った方法で学習効果が高まるのは事実ですが、絶対だ!と謳うような方法の甘い誘いには決して乗らないでください。
急がば回れ、というのが、僕の英語学習における最も強く体感した事実かもしれません。
2. 興味を持てることや、簡単なことから始める
いきなり技術書を読んで翻訳しながら読み進める、という方法も、それはそれで悪いとは思いません。
しかし、基本がわからないうちから難しいものに取り掛かっても、応用ができないのは結構痛いと思います。
必要だからやらないといけない、という義務感を持つと、学習に意欲的になりきれない部分があるので、
映画でも、ゲームでも、音楽でも、まずは自分の好きなジャンルや内容がよくわかっているものから始めることで、最初のハードルがぐっと下がります。
3. できなくても落ち込まない
もちろん自分ができることは嬉しいし、できないと嫌になるし落ち込むこともあります。
でも、できないから明日死ぬわけじゃないし、できなくてもずるずる引っ張ることはありません。
たいてい、学習というのは半年とか1年とかたってから比べた時に"すごい成長だ・・・!"となるので、1日や2日の成果だけで判断するのは悪手です(この英会話教室カルトくせえ・・・とかは別です)。
継続には、開き直りも重要です。
4. 英語ができること、を神格化しない
テレビを見たり、人と会話したりすると、英語ができることがさもスーパーマンかのような扱いをよくしています。
英語は別に量子力学でもカオス理論でもなんでもないので、ちょっとやれば誰でもできるようになります。
3と矛盾するようですが、できても大したことはないし、できなくても大したことではないのです。
自分のハードルを上げすぎないためにも、このへんのマインドはバランスよく制御したいですね。
最後に
英語に限らず、学習法というのは千差万別です。
誰の方法が正しいとか間違ってるとかはそんなに重要な話ではなく、
そんなことを議論している暇があったら、話半分に聞きつつ自分がやりたいと思った方法でまずはやってみましょう。
僕からは以上です。